イタリア ドロミテ
9月にイタリアのドロミテへトレッキングに行ってきました。
去年の7月に膝を骨折してから1年とちょっと経ちますが、トレッキングができるまでには復活しました。
クライミングもやれてやれないことはないのですが、筋力が左足だけまだ弱く力が入らないので乗り込ん
だりする動作が全然だめなのと、そもそも1年間本当に全くクライミングをしていないので、全体の筋力
というか指力とかなくなってしまって、この間行った小川山では5.10aすら登れなくなって、完全に
初級者に戻りました。
ドロミテはとにかく景色が素晴らしいですね。ヨセミテとはまた違った良さ。
とてつもなくでかい岩山がゴロゴロしていて、どこをみていても飽きない。
マルチも簡単で長いものも多そうで、なかなか楽しめそう。
今回はクライミングはせずに、トレッキングとFerrata(フェラータ)だけでしたが、結構楽しめました。
息子を一緒だった妻のご両親に預かってもらって...。
日程
- 2016/9/18 成田→ミラノ(マルペンサ空港) → Brescia(ブレシア)で1泊
- 9/19 Brescia → Cortina (コルチナ) (コルチナで情報収集 買い物)
- 9/20 Ferrata:Ra Gusela@Averau(アベラウ)
- 9/21 Ferrata:Giovanni Barbara、Bruneck(ブルニコ)のジム
- 9/22 Tre Cime(トレチーメ)周遊
- 9/23 Cortina → ミラノ
- 9/24 ミラノ(マルペンサ空港) → 成田
ドロミテの情報は日本のサイトにはほとんどなく、英語のソースもあまり多くなく、情報を集めるのに
苦労しました。イタリア語のサイトをgoogleで英訳して読んだりしてました。
Ferrata(フェラータ)
Ferrataは絶壁に鉄のはしごがかかっていて、そこを登るというスタイルの山登り?。日本でいう鎖場を強烈にしたもの。
メット、ハーネス、専用のギアを用います。ショックアブソーバに環付カラビナがついているものが2本あるので、
はしごにどちらか1本をかけておけば、下まで落ちることはないというシステムですが、もし落ちたら死ぬことはないけど
骨折はするかもしれないというレベルのところもあって、絶対に失敗できないという、よくわからない緊張感があって、
ロープのクライミングより簡単だけどすごい怖い。
家族やおばちゃんなんかもやってたりするので、登山の一種としてわりと受け入れられているスタイルの模様。
Ra Gusela (1A:Easy)
Averau山に登る途中にあるVFのルート。ガイド協会でここはいいよと勧められた。
当初、Averau山の頂上付近にあるVF Averauに行こうとしていたが、急遽ここに変更。
Ferrata自体は2か所でそれぞれ10分もないぐらいのルートだけど、眺めがとてもよい。
スタート地点。ここまで車で送ってもらい、Averauを経てリフトで下山。ここはバスはない。
この辺りの木も草もない岩だらけの壁は、滝谷を思わせる。
トレッキングの道には、数字の表示がある。この数字は地図にも記載されており、どの道を歩いているのか
わかるようになっている。
Averau小屋の食事が美味しいらしいので、そこでご両親と待ち合わせて食事と思っていたけど、
息子の調子が悪そうだったのでScoiattoli小屋まで下って食事。その後5 torriリフトで下山。
Giovanni Barbara (1A:Easy)
アプローチはなんの変哲もない川沿いの森の中だったけれど、突然巨大な渓谷に景色が急変してとても驚く。
滝の裏側を通るFerrata。あまり期待はしていなかったのだけど、なかなか圧巻の景色。
平日にもかかわらず、結構な人でにぎわっていた。人気のルートのよう。
Feratttaは簡単だけど、落ちたら結構やばいので注意。トポには雨でもいけるとか書いてあるけど、それは
やめた方がいい。
行ってみたかったが行けなかったFerrata
- Ivano Dibona (2B:Difficult)
- 長い橋があるルート。リフトがクローズしていた。
- Gran Cir (1A:Easy)
- 知人にお勧めされていたルート。Cortinaからちょっと距離があるのと、雪が降っていたので断念。
- Sentiero De Luca/Innerkofler, Monte Paterno (2B:Difficult)
- Tre Cimeの脇にあるルート。
メモ
- トポ The Dolomites (Rock Climbs and Via Ferrata)
The Dolomites: Rock Climbs and via Ferrata (Rockfax Climbing Guide Series)
- 作者: James Rushforth
- 出版社/メーカー: Rockfax Ltd
- 発売日: 2014/08/21
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
-
- 借り物。写真が多くわかりやすい。マルチ、シングル、Ferrataとも掲載されている。
- トポ Via Ferratas of the Italian Dolomites vol.1
Via Ferratas of the Italian Dolomites: Vol 1 (Cicerone Guides)
- 作者: Graham Fletcher,John Smith
- 出版社/メーカー: Cicerone Press
- 発売日: 2011/05/12
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
-
- Ferrataの本。写真が少なく、英語もちょっとわかりにくけど、読めばなんとかなる。
- トレッキング用に地図は購入した方がよい。informationセンターかガイド協会、本屋、スーパーで買える。
- ガイド協会に山道具屋とかリフトの運行状況とかメールで確認した(Guide Alpine Cortina)
- リフトは9月末だとほとんどクローズしている。雪の状況によってクローズする時期が異なるので要確認。
- http://cortina.dolomiti.org/
- 9月中旬だと、Averau の5 torriリフトとあともう1つくらい。
- 山岳保険 dolomiti emergency:
- Home - Dolomiti Emergency
- 一応保険に入った。インターネットから登録。半年間で44ユーロ程度。
- 天気
- 12時から15時か16時くらいまで大体のお店が閉まっているので注意。
- 便器の横にあるもう1つの便器の意味は、日本に帰ってから知った。
- Bruneck(ブルニコ)にあるジム。近代的。 Kletterzentrum Bruneck
山道具屋
- 2&2 Sport
- http://www.dueduecortina.it/newsite/home.asp
- ここで事前にインターネット予約して、メット、ハーネス、フェラータのギアを借りた。1日15ユーロくらい。
- 2&2 SportはCortinaに2か所あるので注意。
- snowservice
- http://www.snowservice.it/
- 最初ここでキットを借りようとしたが、9月中旬でクローズしていた。
ハワイアンズと丑ノ倉ボルダー
梅雨だから北へ行けば、天気はましなのではという安易な発想から、いわきへ。
丑ノ倉と呼ばれる花崗岩の岩場があるというので行ってみることに。
午前中はハワイアンズで遊んでから、丑ノ倉へと思っていたけれど、
先週のようには天気は好転せず、断念。
5年前のプレオープンのときに訪れて以来のジャンダルムへ。
いわき店 | ジャンダルム いわき市のフリークライミングジム
2日目も朝から雨で、ジャンダルムへ。
午後から曇りになったので、もしかしたら登れるのではと、よくある勘違いをして、
岩場にとりあえず行ってみるも、岩は全然濡れていて登るどころではなかった。残念。
しかし、岩場はコンパクトながら、メインの岩のスケールはなかなかなもので、
アプローチ2秒で下地もよく、何といっても花崗岩というのが素晴らしい。楽しめそうな岩場。
今の時期は虫と草でちょっと居心地はあまりよいとは言えないので、秋とか冬がいいかもしれない。
また絶対来る。
初めての瑞牆ボルダー
甲府幕岩とさくらんぼ狩り
土曜は甲府幕岩で登って、日曜はさくらんぼ狩り。
さくらんぼが木になっているというのを、初めて知りました。
甲府ではこれといって登りたいルートはなかったので、まだトライしたことがなくて
近くにあった、初夏11dを登った。
ヌンチャクかかっていたのでよかったものの、初見でマスターは抜けれて
なかったかも。2便目で終了点直下までこれたものの、クリップできずに落ちた。
最後が悪い。
甲府は下地がよいかなと思っていたけど、好奇心旺盛な息子を解き放てるほど平らでは
なかった。シルキーらへんはもっと平らかな。
日曜に白根でさくらんぼ狩りをしてから、帰りにカラファテに立ち寄って、
勢い余ってなぜかボルダーマットを買う流れに。次回は瑞牆でボルダーかな。
湯河原でBBQ
湯河原幕岩で岩登り体験会&BBQに参加。
この時期にクライマーなんて誰もいないかと思いきや、結構な賑わい。
岩場は草が繁茂しており、冬とは全く印象が違う。
真鶴の宿に泊まっていたのだけど、息子が5時に起きだしたので、ボルダーマットを
担いで湯河原ボルダーへ朝連。トポを持っていなかったので、ネット情報を頼りになんとか
桜岩へ辿りつく。
スラブの6Q?とノース(SD)2Qを登った。やけに簡単だと思った2Qはあとで調べてみたら
限定だったみたい。
「日本ボルダリングエリア」は載ってる課題も少なく限定の説明も何もないので買う気
がなくなったのだけど、湯河原ボルダーのトポってもう売ってないんでしょうかね。
昼はBBQで、午後から喜望峰。
宿題だったコンケスタドール。ちょうど日陰だったのでコンディションは悪くなく、
未解決だった後半のムーブも1便目で解決し、2便目でなんとか登れた。
2年ぶりの12aだ、とはあまり素直に喜べないのが、なんとももどかしい。
筋力はかなり落ちているのは感じてはいるのだけど、調子は少しずつ上向いてきているかな。
- <宿泊・お食事案内>真鶴の旅館・民宿、お食事情報の真鶴旅館組合 民宿 なかむら
息子が8ヶ月になりました。
あんなに拒否していた離乳食もなぜか突然食べられるようになって、掴まり立ちも
できるようになりました。4月から保育園に通うようになって、(若いお姉さんがたくさん
いるからなのか)ずいぶんと楽しんでいる様子で、うれしいやら悲しいやら。
子供の成長って本当に速いですね。全然追いついていけていない。
5月の連休には、小川山デビューを予定。
あと、名前の由来になっている瑞牆山に、息子を担いで登ってみようかと思っています。
fecebookで誕生日メッセージくれた方、ありがとうございました。