kbt1235's diary

2児の子育て、時々クライミング、登山、キャンプ。

谷川 凹状岩壁

今年も谷川のシーズンがやってきた。
会のメンバーと谷川岳一ノ倉へ行ってきた。

6/5

朝3時に起きるも雨。今日は無理と思い、そのまま寝る。
昼間は晴れていたので、観光。
夜、宴会。ブイヤベース。

6/6 谷川岳・凹状岩壁

3時起床。4時頃出発。雪渓を登る。今年は出会の末端まで雪があった。

ぞくぞくとクライマーが登ってくる。

南稜のパーティー。かなり混んでいる。
この日、ほとんどのPが南稜と中央稜に集中。
中央カンテが4パーティくらい?凹状は我々2パーティーだけだった。

6:00登攀開始。先行Pなし。

1P目 3級 ジュニアリード
最初、嫌らしいトラバース。その後、フェースというか、スラブ。
ピンはほとんどなし&岩が脆い。
久しぶりの本チャンということで、
ゲレンデのマルチとは違った緊張感に包まれる。

2P目 3級- ジュニア
フェース。ここもほとんどピンがない。
右側に行ったら、支点がいい感じに腐っていた。
中央カンテ側の新しい支点へ行った方がいい。

3P目 3級+ ジュニア
出だしからかなり悪い。岩がぼろぼろだし、厳しいムーブを要求される。
これのどこが?級なんだ・・・。泣きが入る。

4P目 4級+ ジュニア
ハイライトの凹状。1ピン目からして遠い。
はるか彼方に、腐った頼りなさげなリングボルトが一つ。
そして、その後もかなりランナウト。カムさえ決められず。
ここのピッチまでは、落石の巣窟。
ビレイしている途中、ブンッと音がして、頭の大きさくらいの岩が
通り過ぎて行った。
上には誰もいないので、自然落石だと思われるが、さすがに青くなった。

5P目 4級 つっちー
迷いやすいといわれているピッチ。
「右のカンテを越えて、右上のハングを切れ目から越える」という記述からするに、
カンテはビレイ点のすぐ右に見えるちっさいカンテで、
ハングは、ハングと呼べる代物ではない。
とにかく右の方の一番窪んでいるところに向っていけばいい。

6P目 4級 つっちー
数年前に崩壊した部分だと思われる。正規ルートは崩壊していない。
なかなか渋いムーブがある。50mいっぱいいっぱいまで伸ばして、立ち木でビレイ。
ここから最終ピッチのクラックが見える。

7P目 4級 つっちー
最終ピッチ。快適なクラック。岩は、しっかりしている。豪快に。
11:00 終了点着。

恐怖の落石と、ぼろぼろの岩に耐えて、やっと一息。
安堵したのもつかの間、ここから本当の核心が始まる。
下降は北稜を下降〜衝立前沢。
まぁ、いろいろあって、結局、出会の駐車場についたのは、16:00。
登ってる時間とほぼ同じ。

衝立前沢の雪渓のトラバース。意外と怖い。
12本アイゼンがあったほうが楽できる。
ぼくは、アイゼンなしのハンマーのみで渡る。

衝立前沢をひたすら下る。とっても悪い。

北稜の下降を選んだのは、凹状の下降としては一般的だし、
北稜の下降を覚えているかどうかを確かめるつもりでもあった。
しかし、来るんじゃなかったと後悔。
凹状岩壁なら、中央稜を下降した方がいい、絶対。
次、ここに来るときは、ダイレクトカンテか、雲稜第一のときか・・・。

本チャンは、フリーのクライミングと違った面白さがあるなと再認識。
いろいろありましたが、またみなさんお付き合いくださいませ。
そして、お疲れさまでございました。