kbt1235's diary

2児の子育て、時々クライミング、登山、キャンプ。

ベルジュエール

今年こそは登りたいと思っていたベルジュエールへ、ついに登る機会が巡ってきた。
つっちーと、前日に急遽参加することになったTracyと。

7:00 駐車場発で8:00 正面壁へ、8:30登攀開始

【1P目 11b】 ジュニア
朝一でこのグレードのオンサイトトライは厳しい。
ハング下であっけなくテンション。その後はA0でハングを抜ける。
ハングを越えたあとのスラブも意外といやらしい。
ボルトはわりとしっかりしている。

【2P目 10a】 Tracy
ガメラ氏の新しいマルチのトポでは、グレードが5.9+から10aに改訂されていた。
悪いと聞いていたスラブだったが、思ったほどではなかった。

【3P目 5.7】 ジュニア
フレークから凹角、凹角の途中の潅木まで。
途中で切ってしまったが、4P目のクラック手前まで伸ばした方がよかった。

【4P目前半 5.8】 つっちー
トポでは右に回りこんでいたので、忠実に。
でも、そうするとロープの流れが悪くなるので、クラック手前で一旦ピッチを切る。
凹角をそのまま登ってもよさそうだった。

【4P目後半 5.9】 つっちー
きれいなハンド、シンハンドのきれいなクラック。
4P目終わりから少し歩いて白熊のコルへ。

 
【5P目 5.9+】 Tracy
ハイライトの大フレーク。
それほど難しくはなく、楽しめた。

【6P目 5.7】 ジュニア
完全にノーマークだった、5.7のチムニー。
結果的に一番奮闘したピッチ。メンタル核心。
体がすっぽりとはいるサイズから始まり、徐々に狭まっていく。
しかも、下部に錆びたリングボルトが一個あるだけで、
あとは5m以上、ほぼノープロテクション。

あきらめたらそこで試合終了ですよ、とかいう生ぬるいものではなく、
あきらめたら人生終了しそうなレベル。

【7P目 5.10b】 Tracy
6P目終わりから、少し歩く。
Tracyがやりたそうにしてたので譲る。
左上するハンドクラックが核心。一手だけ難しい。

【8P目 2級】 ジュニア
岩稜を歩く。ノープロ。

【9P目 5.8】 ジュニア
簡単なクラックとスラブを登り、終了点へ。16:00頃終了。
360度、眼下に広がる瑞牆の杜は、なんとも言えず素晴らしい。
紅葉のときに来たかったな。

しかし7時間半はちょっとかかり過ぎかな。
各ピッチに時間かけすぎというのと、ひさしぶりに3人で登ったというのもあって、
ロープワークがぐだぐだだったのが要因。

18:30に駐車場へもどる。
Tracyが5cmくらいあろうかという分厚いステーキを焼いてくれた。うまかった。

各ピッチともに変化に富み、しかも登りごたえがあって、マルチとしては面白いと思う。
歩く部分があるのですっきりとはしていないのは残念だけど。
リードしてないピッチもあるし、マルチの練習にはちょうどいいので、
また登りにきてもいいかなと思った。

下降

基本的に同ルート下降。
終了点から1回懸垂し、岩稜帯を歩いて7P目まで戻る。
3回懸垂して白くまのコルへ。(他の記録やトポをみるとたぶん2回でいける)
4P目から2回で取り付き。

ギア

60m シングルロープ 2本
C4 #0.5 - #3 x2
C4 #4、#5 x1
マスターカム 紫、青、黄 x1
たぶん1セットで足りる。

コースタイム

7:00 駐車場発
8:00 正面壁
8:30 ベルジュエール 登攀開始
15:50/16:00 終了点
17:30 取り付き
18:30 駐車場