山河微笑(4P/10a)

瑞牆方面は小川山よりも雨は降らなかったようで、マルチはできそうだった。
この日の正面壁はベルジュエールのパーティーが1組入っているだけで、静かだった。

【1P目 5.8】
後半は脆く、カムもあまり取れないのでランナウトする。一番緊張するピッチ。
小ハング下までもグレードのわりに難しい。

【2P目 5.7】
ヨセミテ El CapitanのEast Buttressの1P目を思わせる長いチムニー。
約40mくらいのピッチで快適。
スコールの10bワイドをちら見したけど、思っていたよりもスタンスがあって、なんだかできそうな気がした。でも、リービテーションはマストな感じ。
よっぽど登られていないのか、かなりコケコケ。

【3p目 5.9】
木登りしてクラックへ移る。
クラックからフェースへ出るところがちょっと難しい。
出だしでカムを使いすぎて上部はややランナウト気味。
長くて楽しいピッチ。

【4P目 10a OW】
3P目の終了点からロアーダウンして4P目スタートの枯れ木へ。
よろめきよりも難しいと言われる10aのワイド。
2010年に登ったときは難しく感じたけど、今年はワイドをたくさん登ったせいか簡単に感じた。
むしろ上部がパワフルで大変。

紅葉にはまだ少し早かったが、ちょっとだけ色づいた瑞牆の杜はとてもきれいだった。
山河微笑は、グレードも手ごろで、1ピッチが長く、楽しく登れる貴重なマルチだ。
4P目には10aのOWもあったりして最後まで飽きさせない。
瑞牆のマルチのなかでも一番のお気に入り。

ギアとかコースタイム

7:00 駐車場発
8:10 正面壁着
8:30 登攀開始
12:35 終了点 (4:00)
13:00 懸垂
14:15 取りつき

60mシングル2本で、4回懸垂。
カムはC4#0.3〜#3まで2セット、#4、#5、alien/master camは1セット。