kbt1235's diary

2児の子育て、時々クライミング、登山、キャンプ。

スーパーイムジン RP

怪我から復活したアニマルさんが、イムジンに付き合ってくれるという。
治ったばかりでいきなりイムジンというのは、いささか無謀ではなかろうかと内心思いながらも、
パートナー確保が最大の核心だったので、お願いをしてみた。

先週よりもずいぶんと寒くなった。
イムジンは午前中日が当たるが、この時期、昼過ぎから急に壁に日が当たらくなり、
待機しているだけでも、凍えそうなくらい寒い。

アップなしで1便目。
前回と全く同じところで落ちる。
パンプしていて右手が保持できず、足が上げられなかった。
一番搾りでもできないとなると、もうできないんじゃないかと、絶望的な気分になる。

今の自分に足りないのは気合だろうと、どういうわけか思って、
核心部で声を出すこと決めた。

2便目、イムジンパートをこなしレスト。
最終ボルトにクリップして、核心に突入。
一手一手繰り出すごとに、叫んだ。
そしたら、1便目では保持できなかったホールドが保持できて体も上がった。
もうあとは行くしかないと思い、無我夢中で叫びながら登った、
その後も余裕は全然なかったけど、叫んでいるうちに、終了点に辿り着いた。

終わった。。。

もう、イムジン登らなくていいのかと思うと、なんだかほっとした。


緊張のあまり、ヘルメットを被り忘れ、チョークバックを空振り



イムジン河そのものは、11c/dというグレードはついているものの、
フェースで11前半くらいのムーブで、傾斜もなく、比較的登りやすい。
スーパーイムジンはイムジンを登り切ったあとの傾斜が強くなった壁を
ダイレクトフィニッシュするルートで、超パワフルなムーブが要求される。
クラックとフェースが混じり、ムーブも変化があって面白い。
そしてロケーションもよい。いいルートだったな。

そのまま小川山に残り、夜はたき火を囲んでちびちび飲む。
炭火で焼いたサンマとサーモンは格別に美味かった。
アニマルさん、お付き合い頂きありがとうございました。