なみだち・タコ(7)、完結
水、木曜に雨が降っていたので、だめかと思ったら、状態は良好。
先週のトライ、スロットからのデッド気味のムーブで、また左肩を痛めていた。
痛みは残っていたものの、チャンスはもうほとんどないと思っていたので、
無理をしてトライすることに。
1便出してだめなら、今シーズンは諦めるつもりでいた。
朝の1便目で、タコをRP。通算18便(7日)。
135度の前傾クラックで、短いながらも、
ジャミング真っ向勝負な感じで、よいクラック。
強い傾斜でのタイトハンド、オフフィンガーと厳しいジャム、
傾斜を殺すための足ジャムなど、本当に勉強になるクラックだった。
上級クラッカーの登竜門として杉野さんも紹介している。
ジャミング力はもちろんのこと、傾斜に負けない体幹も必要。
傾斜が強いので、体へのダメージがかなり大きく、
本気トライは1日に2回が限界だった。
ところで、ずっとタコは5.12bだと思っていたけど、100岩場だと5.12aだった。おかしいな。
リーチによって、難しさがかなり変わってくると思うけれど、
同じくらいのグレードのスコーピオン(5.12b)よりも、難しく感じた。
自分の場合(165cm)、ほんの少しリーチが足りず、中間のスロットへはキョン気味で左手を出した。
スロットからのムーブもデッド気味で、しかもパツパツ。
それから、最後まで頭を悩ませたのは、スロットからのムーブ。
スロットには、そこまでの手順の関係で、どうしても左手の逆手になる。
でも、その後のムーブを考えると、スロットには右手の方がいい。
単純に入れ替えはできないので、そこでどうするか、悩んだ。
自分の場合、ここに2手余分に加えることで、右手に入れ替えをした。
このムーブを閃いたときは、ちょっと感動。
この辺りのムーブは、動画をみても話を聞いても、みんな違う。
土曜日の虎の穴のRPに続き、今シーズンの目標にしていたタコも登れてしまった。
虎の穴を登れたことよりも、タコを登れたことの方がうれしい。
ようやく終わって、とにかくほっとした。
城ヶ崎はとりあえず、これで一段落。
虎を退治して、タコを捻りつぶした。
さぁ、次はいよいよ、大魔王を倒しにいかないとだな。