画龍点睛、トワイライト
5/19 不動沢 画竜点睛
今年は5.13を登ることを一応、目標にしている。
一番手っ取り早く登れそうな5.13は、エクセレントパワーだと思っている。
マラ岩の下からてっぺんまで登る素晴らしいラインだとは思うが、
もうすでに上も下も登っているので、ルートとしての新しさはなく、
以前よりも魅力を感じなくなってしまっているのは事実だ。
それよりもまだ登っていないクラックをたくさん登りたい、今はそんな風に思っている。
もちろん、エクセレントパワーを諦めているわけでは全然ない。
スコーピオンを一緒にトライしていたYさんが画竜点睛をやるというので、
何かの縁だと思い、便乗してやることにした。
画竜点睛を登って13クライマーになるのも悪くないなとも思っていた。
土曜日に知ったのだけど、新しいトポ(日本100岩場増補改訂新版)では、
なんと、画竜点睛が13aから12dにグレードダウンされていた。
確かにレストポイントも多く、ムーブも極端に悪いわけでもないから、
13aにしてはやさしいなとは思っていたが、数字が1個変わるのは大きい。
でも、ルート内容は非常に素晴らしく、ルーフクラックから始まり、
見栄えのするコーナーでのスメアリング、天井トゥーフック、
甘いホールドでのトラバース、そして最後にダメ押しのワイドに終わる。
攻撃的かつ合理的なライン、見た目もよい。
グレードダウンされようとも、素晴らしいものは素晴らしいのだ。
これはこれで登るつもり。