不動の拳
日本最難のワイドクラックである不動の拳(5.12b)。
ワイド好きとしては、気になって仕方なかったクラック。
指も痛かったことだし、あまり登れないので、見学してきた。
まず、ハンドサイズのルーフクラックから始まる。
ルーフの抜け口に向かって、徐々に広がり、キャメ6番サイズ?のワイドになる。
上部に行くにしたがって難しくなってくると思う。抜け口が核心か。
どんなムーブになるのかと、想像しているだけでぞくぞくしてくる。
何故だか無理だとは思わなかった、そう遠くない将来に登りたい、そう思った。
不動の拳がある摩天岩には、楽しそうなクラックが他にもある。
陽炎ルートの10cのフレアードチムニーとか、そそるね。
痛めた左手中指は、ほとんど曲げられない。
骨には異常はないものの、腱がかなり痛んでいるらしく2週間ほど要安静。
登っちゃだめと医者に言われたものの、ワイドなら指使わないから大丈夫。
よろめきクラックを2年ぶりくらいに登ったけど、左手中指はまったく使わず登れた。
フィスト・ハンドは全然問題なし。
アームロックやアームバーを意識的に使えて、かなり楽に登れた。
一応、成長しているらしい。
摩天岩 アプローチメモ
「ししくい坂」を越えたあとの「摩天岩」の看板は大嘘。
もう少し先に行った「王冠岩」の看板のところで渡渉するのが正解。
屏風岩から王冠岩の看板まで約50分。川を渡ってすぐに岩場に到着する。
ロクスノ40号に不動の拳までのアプローチ記載あり。