kbt1235's diary

2児の子育て、時々クライミング、登山、キャンプ。

スコーピオン RP

2/4 城ヶ崎 浮山橋 スコーピオ

金曜日、一緒にスコーピオンをトライしているYさんからメールが来た。

スコーピオン登りました。」

頑張っていたのを知っているので、登れたことは素直にうれしかった。
でも、明日(土曜)に一緒に登る約束してたのに、パートナーはどうしようかと、
複雑な気持ちになる。

メールは続いて、「明日はジュニアくんにつくします。」ときた。
RP後もビレーに付き合ってくれる、うれしいじゃないですか。


でも、なんだろう、この異様なプレッシャーは…。


いくらなんでも2回も付き合ってもらうのは悪いなと思うと、
なにがなんでも次でRPしないといけない。
そんなことを考え始めたら、急に緊張しだして、
仕事が手につかなくなってしまった。
RP近くなるといつも緊張するのだが、今回はこれまで以上で、
スコーピオンのトライ寸前まで、ずっと緊張しっぱなしだった。


そんなプレッシャーをはねのけ、
土曜日の1便目でスコーピオンをRPした。

最後の最後まで核心のムーブをどうするか迷っていたのだけど、
いざ核心までくると一番楽なムーブが自然と繰り出せた。
核心後のガバをとってからも気が抜けないのだけど、かなり余裕はあったので
それほどレストもせずに、終了点にクリップ。
一便目でRPするつもりで来ていたので、落とせてほっとした。
苦労したルートをRPしたあとのこの開放感は、何とも言えずたまらない。


山野井泰史氏の代表的なルート、ずっと憧れていたスコーピオン。
超立体的なムーブの連続で、最後にはランナウトした状態での核心が待っている。
登っている姿をみているだけでもドキドキする。
吉田さんもブログでコメントしてたけど、これは一種のエンターテイメントだと思う。

マリオネット、スコーピオンと立て続けに登れたのはすごいうれしいのだが、
その反面、熱くさせる目標のルートがなくなってしまって寂しい。
これらを超えるルートにいつか出会えるのだろうか。